チャートの状態を保存する
複数のチャートを開いたり、テクニカル指標やカスタムインジケータをチャートにセットしたりした後に、メタトレーダーを再起動すると、チャートの状態が記憶されていて、再起動した際でも、開いていたチャートやテクニカル指標、カスタムインジケータはきちんと復元されます。
稀にパソコンが強制終了したり、メタトレーダーが強制終了した場合は、チャートの状態が記憶されないことがありますので、一度カスタムインジケータやEAをセットしたら、再起動する癖を付けておいたほうが良いです。
それから、メタトレーダーには、チャートの状態をファイルに保存する機能があります。
テンプレート(定型チャート)
チャート上で右クリックして、「定型チャート」⇒「定型として保存」をクリックして保存することができます。
定型チャートの保存
一度、定型チャートとして保存しておくと、他の通貨ペアのチャートに同様のインジケータ一式をセットしたいといったときに、一つ一つインジケータをセットし直す必要がなく、一発でセットすることができます。
定型チャートを保存したファイルは、「.tpl」という拡張子になっています。
保存場所は、メタトレーダーをインストールしたフォルダの下の「templates」フォルダに格納されています。
第三者が定型チャートとして保存した「.tpl」ファイルを、この「templates」フォルダに入れて、メタトレーダーを再起動すると、そのまま利用することができます。
ただし、定型チャートの中で利用されているカスタムインジケータのファイルも設置しておく必要がありますので注意してください。
プロファイル(チャートの組表示)
定型チャートは、1つのチャートにセットされているインジケータ等を保存するものでしたが、「チャートの組表示」機能を使うと、複数のチャートの状態を丸ごと保存したり復元したりすることができます。
これを、プロファイルを保存するといいます。
メニューから「ファイル」⇒「チャートの組表示」⇒「名前を付けて保存」とクリックしていくことで、プロファイルの保存ができます。
プロファイルの保存
保存したファイルは、メタトレーダーのフォルダの中にある「profiles」フォルダの中に格納されています。
他のパソコンから、これらのファイル一式をコピーすることで、別のパソコンでも同じチャートの状態に復元することができます。